私たちは新たにノートパソコンを入手する際、ほぼ100%標準配列(QWERTY配列)のものを当然のように購入するのはご承知のとおりであります。すなわち、多くの人はなんら疑うこともなく、この標準配列のキーボードを選択します。なぜなのでしょうか? というよりも、私たちにはキーボードを選ぶという選択枝は事実上与えられていないのです。事実、どのパソコンショップの店頭にも標準配列以外のパソコンは並んでいません。この「標準」という言葉に私たち日本人は弱く、その善し悪しを論ずるまでもなく、暗黙のうちに従わねばならないものという意識が幼い頃から植え付けられてしまっているのです。
このQWERTY配列が日本語入力にふさわしいものであれば、なんの問題もないのですが、残念ながら、これが日本語入力にも英語入力にもきわめて不規則で不都合な配列なため、結果的にキーボード入力が苦手な日本人が多くなるのも至極当然のことと言えます。
なかでも、「日本語の五十音が左右交互打鍵で入力できない」ことが最大の問題点となっています。英文タイプライターに由来する標準配列が「五十音の左右交互打鍵」ということなど、そもそも想定している訳がありません。つまり、現行配列では左右不規則打鍵にならざるをえないため、アルファベット26キーからキーを打鍵する際、左手で打つのか?右手で打つのか?を常に選ぶ必要が生じ、とても快適な入力は期待できないのです。事実上のスタンダードになったこの配列を変えようとすることさえ、はばかられるほどです。
当室では、この大問題をどうやって解決すべきなのか?に関し、長らく試行錯誤を繰り返したのち、一部キーを変更することによって、五十音が快適に入力できる左右交互打鍵型の標準配列を考案いたしました。
とはいえ、長年標準配列で文字入力をしてきた私たちの多くは、上記のことがにわかに信じられないでしょう。左右不規則打鍵が当たり前とあきらめていた訳ですから、全く無理もありません。
そこで、このたびそれが偽りでないことを皆様に理解してもらうため、表題の『左右交互打鍵型 標準配列による快適入力無料体験教室』を開催することといたしました。
つきましては、仕事で入力作業の多い方や文字入力でお困りの方、あるいは文字入力の改善にご興味のある皆様におかれましても、当講座をぜひ受講賜り、一度実物に触れてお試しいただき、太鼓叩きのように左右交互打鍵による快適な五十音入力をご自身で実感されれば、主催者として幸甚に存ずる次第であります。
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